「イーサネットには有効なIP構成がありません」、さらには「ローカルエリア接続には有効なIP構成がありません」、「ネットワークプロトコルが不足しています」、「DHCPはイーサネットに対して有効ではありません」というエラーメッセージが表示されて有線の通信が使えなくなった場合、どのように対処すればいいのでしょうか?これらのエラーは、ウェブアクセスを妨げる一般的な問題で、多くのユーザーが経験しています。何かしらの対処をしなければ、有線のネットワーク接続が切断を繰り返すという状態が続いてしまいます。
Laura Klusaite
Dec 28, 2021 · 1分で読む
この記事では、「イーサネットには有効なIP構成がありません」というエラーが有線接続時にWin10のパソコンで発生した場合の原因と対処方法について解説します。
このエラーが発生する原因はいくつかありますが、ネットワークに接続された機器にIPアドレスを自動的に割り当てるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)から、WindowsがIPアドレスを受信できないという不具合が発生しているケースがほとんどです。
パソコンがインターネットに接続し、外部と通信するためには、IPアドレスが必要です。IPアドレスは、インターネット上の住所のようなもので、有効なIP構成がなければ、インターネットはあなたにデータを送信することができません。自分のIPアドレスはウェブ上のツールで確認できます。
このエラーが発生する原因として、上記以外にも、ネットワーク設定に問題があったり、ネットワークドライバーに問題があったり、ルーターなどの機器に問題があるケースも考えられます。しかし、これらは深刻な問題ではなく、高度な技術の知識がなくても解決することができます。以下の手順に従うことで、エラーの解消が可能です。
お使いのルーターの電源を入れたり切ったりすることで、この問題が解決されることがあります。これは単純な解決策に見えるかもしれませんが、ルーターを再起動することで、インターネット接続の問題のほとんどが解決すると言われています。ルーターの電源を切った後は、必ず10まで数えてから電源を入れるようにしましょう。さらに、パソコンを再起動して様子を見るのもいいでしょう。
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、ネットワークアダプターをリセットして、IP構成をリフレッシュしましょう。
デバイスは自動的にIPアドレスを取得しますが、設定が正しいかどうかを確認することで、問題が解決できるケースもあります。
また、手動で初期設定を変更して、エラーを解消できるかどうかを確認することも可能です。
*この例では、GoogleのパブリックDNSを使用しています。
これで、WindowsのDNSキャッシュがクリアされ、IPアドレスを開放/再取得することができます。しかし、IPアドレスが再取得できない場合は、その他の方法もお試しください。
Windowsには、接続の問題を特定し、あらゆる問題を解決する機能があります。これは、常に役立つというわけではありませんが、試してみるのもひとつの手でしょう。
上記で紹介した方法をすべて試しても、「イーサネットには有効なIP構成がありません」というエラーが生じる場合は、契約しているインターネットサービスプロバイダー(ISP)に直接連絡して、テクニカルサポートを依頼するのが得策です。
IPアドレスは、オンライン上での活動や、あなたの身元および所在地を結びつけるものです。あなたが訪れたウェブサイトや、利用したサービス、位置情報の履歴、検索クエリ、その他の機密情報はすべて、あなたが契約しているISPやその他の第三者がアクセスできるようになっています。
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